PROFILE
卓娜(じょうな)/Zhuona
工事部
2021年入社
中華人民共和国出身
INTERVIEW
この会社を選んだきっかけは?
内モンゴル工業大学で5年間、建築学を学んだ後に地元の建築設計事務所に就職しました。職場は設計業務が中心で建築現場に赴くことがほとんどなく、現場を管轄する協力会社からの問い合わせに対しても、まともに答えることができませんでした。そんな経験から「建築についてもっと学ばなければいけない」と一大決心し、建築の先進国である日本に留学することにしました。
日本は地震大国でもあり建築構造学が進んでいます。また、比較的近い外国であり、言葉もある程度は理解できることが留学先として選んだ理由です。留学先は当社と同じエリアの宇都宮大学。大学院の修士課程で2年間、さまざまなプログラムを学びました。
当社を選んだのは、お世話になった教授からの提案があったことと、何よりも現場の仕事に携われるからです。そして、就職面接時に後に上司になる先輩社員の対応がとてもていねいだったことも決め手でした。たどたどしい日本語を話す私に対して、ゆっくりとわかりやすく説明してくれました。
現在の仕事の内容は?
念願だった現場監督になり、工事現場を指揮するようになって4年目です。建築の専門用語は未だに勉強中ですが、クライアント企業の担当者さん、現場工事の職人さんが親しみを持って接してくれるので、現場に赴くのが楽しみになりました。多くの関係者と接する中で、この仕事はコミュニケーション力が大切であることを日々実感しています。
仕事のやりがいは何ですか?
この会社に入社してから、仕事がますます好きになりました。その理由はいくつかあります。1つ目は、先に触れたように人と人とのコミュニケーションの楽しさです。2つ目は、日々の現場は状況が刻々と変化するので毎日が新鮮です。設計の仕事は同じことの繰り返しで、すぐに飽きてしまいました(笑)。3つ目は、研究施設や開発工場など一般の人は立入禁止の場所に入れることです。日常とは趣を異にする、唯一無二の空間が広がっています。4つ目は、人とのコミュニケーションを通して、日本の伝統文化や暮らしの文化に触れられるからです。人それぞれの考え方を知ることはとても勉強になります。
将来の夢や目標は何ですか?
もっともっとがんばって仕事をして、難関資格かつ外国人にはハードルが高い一級建築士を取得して、住み心地が気に入っている宇都宮市内に自分で設計したマイホームを建てたいです。もちろん、永住権を取得して、家族を持って、離れた故郷に暮らす両親を日本に呼び寄せて暮らしたいと思っています。